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渡部 充(わたなべ みつる)さん

福島県会津坂下町出身。37歳。
大学卒業後、都内の IT 関連会社にシステムエンジニアとして就職。
東京都出身の奥様と結婚後、子供が小学校に就学する2017年、会津若松市に家族でUターン。
現在も同じ会社に所属し、遠隔で仕事(リモートワーク)をしている。

渡部 充

住んだ街で好きな場所を見つける楽しみ

会津若松市内の自宅でシステムエンジニアの仕事をする渡部さんは、都内の企業に勤務。リモートワークで仕事を続け、会津若松市での在宅勤務を実現させることができました。「東京で長く暮らしましたが、東京にいなければ何かが出来ないと感じることはなかったんです」。実家にほとんど帰れなかったほどの多忙な生活を送っていた渡部さんは、徐々に故郷に戻ることを考えるように。「僕は、帰ってこない長男と認識されていたから、会津に戻るって聞いたとき、親はかなり驚いたでしょうね」と笑います。
会津は渡部さんにとっては故郷でも、東京都出身の奥様には、縁の遠い土地でした。「妻は、東京を生活の場ではなく、帰省する土地と捉え直したようです」。新選組が大好きな奥様は隊士が戦った会津若松市に関心が高く、家族全員が賛成したことで、お子さんが小学校に入学する時期に会津に移住することを決意しました。 東京から離れて暮らしてみて、気づいたことは情報の入り方の違いだと渡部さんは言います。
「ここでは、能動的になることで、流れが変わる。自分で情報を掴むことの大切さを感じました」。
渡部さんは、会津暮らしの中で、お気に入りの場所をさっそく見つけています。「近所のマルシェや図書館が好きですね。少し足を伸ばせば猪苗代湖もある。僕は風車に目がなくて、隣町の布引高原(郡山市湖南町)に2日連続で行くこともあります(笑)。家族は近くのひまわり畑に連れて行って、僕は風車を見に行く。朝早く風車を見に行ってから仕事を始めることもあります」。

渡部さんの仕事場の様子
渡部さんの仕事場の様子

移住してから柔軟に対応すればいい

会津に移り住んでから、子どもたちにも変化があったと言います。「アウトドア派になったというか。今や自信満々に虫を捕まえている。冬になると学校でスキー教室があるので、その前にスキーも教えてあげたいですね」。
渡部さんは、これから迎える初めての冬に緊張しているとのこと。「会津出身だけど、学生だったので生活で雪を意識したことがなくて……。スタッドレスタイヤの交換時期や、雪かき選びも初めてなんです」。
住んでみてわかったこともありました。「移住を機に自宅を新築して専用の仕事部屋も作りました。東京のハウスメーカーで寒冷地仕様にしてもらったのですが、西風が強い会津若松では、玄関を西側に作らないことを建てた後で知ったんです(笑)」
移住したばかりのころは、がむしゃらに仕事をしていた渡部さんでしたが、「自宅で仕事をしているメリットって何だろうと考えたんです。都内で深夜まで働いていた時と違って、家族と過ごす時間があることじゃないかと気づいて。できるだけ食卓は家族と一緒に囲むようになりました」。今は仕事とプライベートの時間を厳密に区切らないことで、仕事の成果を上げるコツも掴めてきたと言います。

子どもたちも大好きな布引高原とひまわり畑
子どもたちも大好きな布引高原とひまわり畑

「今後は、東京の仕事をしながらも、会津に住む自分だからこそできる地元との連携を作っていくのが目標です。移住しようとする人の理由は人それぞれですよね。やはり移住して実際にその環境に置かれてみないと分からないことも多いでしょう。移住をした方々の体験談は、こんな風に自分も楽しめる!というバリエーションの一つとして参考にしてほしい」。 渡部さんは、「移住する前からいろいろと決めてしまわないことが大切」とアドバイスします。
渡部さんの人生軸は、「『楽』なほうではなく、『楽しい』ほうを選ぶ」ということ。「『楽』という漢字は、読み方によって、意味が違いますよね。人生を楽しむために移住という選択肢があったのだと思います」。

すっかりアウトドア派になった子どもたち
すっかりアウトドア派になった子どもたち

市内の直売所には新鮮な野菜が並ぶ
市内の直売所には新鮮な野菜が並ぶ

編集後記

多様な働き方が勧められている今、渡部さんのようにリモートワークという方法で、仕事を続けながら移住を選択することが可能になってきました。趣味をいかしたり、新たに見つけたり、家族との楽しみ方が広がるのが、地方都市の魅力ではないでしょうか。会津若松市は、鶴ヶ城(会津若松城)をはじめ戊辰戦争などの史跡が多い街として知られ、会津藩の文化が色濃く残る地域。歴史と伝統が息づく暮らしがそこにあります。

(掲載:2018年4月)

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