移住経験者が語る!車があるとより楽しめる福島の生活と、道路・運転事情

更新日:2024年11月08日

  • 県北
  • 県中
  • 県南
  • 会津
  • 南会津
  • 相双
  • いわき
  • レジャー
  • コミュニティ
  • 子育て
  • スペシャル
  • 支援制度
  • 移住相談

「福島県に住むなら、やっぱり車は必要?」

現在車を持っていない方や、ペーパードライバーの方には、とても気になるポイントですよね。福島県では、郡山市や福島市など、電車やバスなどの公共交通機関がある程度整っている地域もあり、車がなくても不自由なく生活することが可能です。しかし、日常生活を送るにも行きたい場所へ出かけるにも、車はあった方が圧倒的に便利です。

この記事では、東京から福島市に移住し、ペーパードライバーを卒業したライターの私が、福島県で車があるとより楽しめることや、福島県の道路事情、運転事情についてご紹介します。

春の風景・桃の花(桑折町)

ドライブできれいな景色にたくさん出会える

自然との距離が近く、四季折々の景色がすぐそばに

福島県での暮らしの魅力の一つは、なんといっても自然との距離が近いこと!

福島市や郡山市などの中心部からも20分ほど車を走らせれば、水田や果樹園が広がる中をドライブできたり、気軽に山や海の近くまで行くことができます。移住者の私がいいなと感じるのは、これらの風景が日常の暮らしの延長線上にあること。視界をさえぎる高い建物もなく、広い空の下をドライブするのはとても気持ちがいいです。

自然が近いので、季節の移り変わりも目に見えてわかります。

春になると何気ない普段の通勤・通学する道でも、道ばたの草花や通り沿いの果樹園の桃やりんごの花が咲き、色とりどりの風景が広がります。少し自然の中を運転すると、新緑の鮮やかな緑が。田植えが始まる前の水が張られた田んぼには、周囲の景色が映り込んでとてもきれいです。

夏は緑が生い茂る山に、川のせせらぎが涼しく聞こえます。太陽の光がまぶしく降り注ぎ、海や湖の水面はきらきら輝きます。

秋は、紅葉が見事なドライブコースが各地にあります。また名所を訪れずとも、目的地までの道中では、運転しているだけで自然と紅葉を目にします。

冬は雪山の景色が圧巻。晴れた日は空気が澄んで、遠くの山までとてもきれいに見渡せます。雲がかかると雪が降る地域はモノクロの世界に包まれ、まるで水墨画の異世界に入り込んだかのような気分を味わえます。

大洲松川ライン(相馬市)(相馬市観光協会提供)

福島県は縦にも横にも広い!長距離ドライブもおすすめ

福島県はとても広く、その面積は北海道、岩手県に続きなんと全国3位!太平洋に面した温暖な気候の浜通りから、四季折々の花と果物が魅力の中通り、豊かな自然と歴史を身近に感じる会津まで、地域ごとに気候、町並みや景色、食文化などが異なり、お出かけも楽しめます。福島県は温泉が多いので、各地で温泉巡りをするのもいいですね。車があれば、いろんな場所に気軽に寄り道もできます。

浜通りでは太平洋の広い海が見渡せ、新鮮な海の幸を味わうことができますし、私が住んでいる中通り北部の県北地域では、春には果樹園に咲く花々、夏から冬にかけてさくらんぼ、桃、ぶどう、なし、りんごなどのフルーツがたわわになっているのを見て楽しみ、食べて楽しめます。

会津は山がとても近く雄大な景色が広がります。地域ごとに特色ある景色が広がるのは、東西南北に広い福島県ならではです。

福島県に移住して車を運転するようになり、ドライブが趣味になったという人も少なくありません。

紅葉の名所、磐梯吾妻スカイライン(福島市)

福島県の道路事情

道路は劣化すると穴やひび割れで凸凹が多くなり、運転しにくくなりますが、福島県の道路はしっかり整備されている印象があります。

通勤・通学時間帯を除けば歩行者や自転車は少なく、広くて運転しやすい道路が比較的多いです。

冬には、中通りと会津では雪が降ります。特に会津は豪雪地帯と言われるほど。初めての方は運転が心配になるかもしれません。しかし、主要道路には除雪車が定期的に走って道路上の雪をよけ、平らにしてくれるなど、除雪のレベルがとても高く、スタッドレスタイヤを使用していれば比較的運転しやすいです。

浜通り、中通り、会津の各地域で高速道路や縦貫道路が南北に走っており、また3つの地域をつなぐように東西にも高速道路が走っているので、長距離移動もしやすいです。復興支援道路として整備され、無料で走れる自動車専用道路もあります。

県内の道路は、通勤時の渋滞を除くと、高速道路も一般道もあまり混みません。交通量が増える年末年始、お盆休み、ゴールデンウィークなどの長期休暇でも、渋滞ができる区間は限定的で、快適に各地を移動することができます。

県内の高速道路(福島県移住ガイドマップ(わかるひろがる「ふくしまぐらし。」)より抜粋)

福島県の人は運転が穏やか

福島に移住してきた方がよく言うのは、「福島県の人は運転が穏やか」だということ。

福島県では運転を急かしたり、急に割り込んでくるなどの危険な運転をしたりする人はあまり見かけません。むしろ車線変更で前に入れてくれる、道をゆずってくれる人が多い印象です。

冬に雪が降ると、ゆずり合い運転の傾向はより顕著に。皆さん、車間距離を十分にとって、より慎重に運転するようになります。

運転免許をとってから初めて車を運転する方も、久しぶりに運転する方も、自分のペースで運転しやすい環境が比較的整っています。

おわりに

福島県では車での移動が当たり前ですが、皆が運転に慣れているわけではなく、毎年春には初心者マークをつけた車をよく見かけます。運転免許を取得したばかりの新社会人や、4月に異動等で福島県に転入してきた方がつけているのでしょう。

運転に自信がない方は、自動車学校のペーパードライバー講習を受けるのもおすすめです。私は福島に移住するまで10年間ペーパードライバーでしたが、講習を受けて運転するようになり、自分の行動範囲が大きく広がって福島での暮らしが楽しくなりました。

あまり気負いすぎず運転にチャレンジし、車を使いこなして福島県での生活を楽しみませんか?

この記事に関するお問い合わせ先

福島県ふくしまぐらし推進課

住所:〒960-8670 福島県福島市杉妻町2-16
電話番号:024-521-8023
ファックス番号:024-521-7912

お問い合わせはこちらから↓
https://www.pref.fukushima.lg.jp/form/detail.php?sec_sec1=38&check