【移住後のサポートを行う団体紹介:一般社団法人Switch】田村市で地域の魅力を活かした交流の機会を育む
シリーズで、移住後の生活をサポートする団体を紹介しています。
第4弾の今回は、田村市で活動する一般社団法人Switch(スイッチ)さんにお話を伺いました。
(2024年8月22日取材)
【Q1】Switchの紹介をお願いします。
一般社団法人Switchは「人と機会を育む」をモットーに、田村市を活気ある地域にするため活動しているまちづくり法人です。「新たな発想」と「地域の人や資源」を活用し、田村市に関わり続けたくなる仕組みや、地域の方々の挑戦や成長の機会を作っています。
活動拠点である「terrace ishimori(テラス石森)」は廃校を活用した複合型オフィスで、サテライトオフィスやコワーキングスペースが整備されており、この施設の運営をしながらコミュニティ活動を行っています。その他、空き家の活用や民泊運営、移住促進、田村市ならではの地域産品の創出など、田村市の地域課題の解決と地域活性化に全般的に取り組んでいます。
Switchは、テラス石森ができることをきっかけに誕生し活動が始まりました。田村市の地域の課題を感じていた若者が中心となって立ち上げ、テラス石森の運営をしながら田村市のまちづくりに関わるようになりました。団体名には、田村市の地域活性に「Switch」を入れるという意味をこめました。
現在は15名以上のメンバーで活動しています。地元出身者、Uターン者、結婚を機にパートナーの地元に来た人、地域おこし協力隊として県外から来た人など、様々なメンバーがいます。
【Q2】定住支援の活動内容について教えてください。
移住された方の交流機会の創出やチャレンジの支援など、以下の取組みを行っています。
たむら移住相談室の運営
Switchは市と連携して移住相談窓口の運営をしています。オンラインイベントや移住体験ツアーの企画運営、お試し住宅の運営を通して田村市を知ってもらったり、移住前から地域の方とお繋ぎしたりする活動をしています。
移住後の定住サポートもしており、年に2~3回、移住者交流会を実施しています。これまでに、ブルーベリー摘み取り体験や、田村市で盛んなつるし雛作り体験などの田村市ならではのことが楽しめる交流イベントを企画してきました。
地縁がなく移住された方は、地域に知り合いを作ったり相談したりするのはハードルが高いと思います。移住者交流会にご参加いただき、地域との繋がりを作るきっかけにしていただきたいです。なにか困ったことがあれば、お気軽にご相談していただければと思います。
また、移住を検討している方や移住された方が田村市内で商売したいと考えている場合には、無料で店舗スペースを借りて販売やサービスを試すことができる「チャレンジショップ」の運営もしています。
これまでに、イラストを描くワークショップ、ハンドメイド雑貨の販売、お試しマッサージ、占いなど、様々なサービスが提供されてきました。店舗に足を運んでくれた地域の方々との交流もできるので、商売を考えている方におすすめです。
地域交流拠点「テラス石森」を活用した交流機会の創出
テラス石森は、コワーキングスペースやレンタルオフィスを備えています。移住された方は施設を利用したりイベントに参加することで、地域の方々との交流も生まれます。
レンタルオフィスの利用者、コワーキングスペース利用者、近隣住民の方など、いろんな方が参加するランチ会も月に1回開催しています。ランチを食べながらお話しましょうという会なので、気軽に参加してもらえたら嬉しいです。
異業種交流会や様々なセミナーも開催しています。異業種交流会は、移住された方で商売をされている方や個人事業主の方などに特におすすめです。地域でお店をやっている方や会社を経営している方、地域で取り組みをされている方などの知り合いを増やすことができますよ。コロナ禍前にはWebライター講座、デザイン講座といったスキルアップ講座などのセミナーを開催していました。また近いうちに再開したいと考えています。
交流コミュニティ「あぶくま大学」の運営
田村市内に学べる場がほしいとの想いから、学びの場を提供するためのプラットフォーム「あぶくま大学」を作りました。地域の方々が先生になって得意なことを教えたり、生徒になって興味のあることを学ぶことができます。
以下のようなイベントを実施しているので、移住者の皆さんにもぜひ参加して楽しんでほしいです。
1 コミュニティ農園
市内の空いている農地を借りて、野菜を育てています。種植え、収穫、芋煮会など様々なイベントを企画しており、3才の小さいお子さんから大人まで参加しています。
2 親子向け自然体験「もりのび」
親子が自然の中で遊びながら学べる自然体験イベントです。東日本大震災以降、田村市では外で遊ぶ機会が減っていました。震災後の影響も落ち着いてきた今、自然が豊かなこの地の森で遊ばないなんてもったいない!そんな想いから、この自然体験プログラムを考えました。
竹で灯籠やすべり台を作って遊んだり、竹の飯ごうを作ってお米を炊いたり、草木染めをしたり、藁で秘密基地のドームや縄を作ったり。毎回盛りだくさんの企画を考えて、参加者の皆さんをお待ちしてます。
3 読書会「ホンノムシ」
読書会は、他の人におすすめしたい本やマンガを紹介する会です。本やマンガへの愛を語れる場所になっています。
【Q3】移住検討者やすでに移住された方へのメッセージをお願いします。
私たちは人とのつながりや新しい挑戦を大切にし、積極的にコミュニティの形成に取り組んでいます。移住して生活していくうえで、地域の人とのつながりはとても大事で、地域の魅力を知る一歩にもなります。皆さんが地域とつながってもらえるよう、しっかりサポートしていきます。
これまでにも多くの方が出会いを通じて移住を決め、自分のやりたいことを見つけ、田村市での生活に溶け込んできました。田村市を知るには、なによりもまず実際に訪れるのが一番です。私たちも皆さんと仲良くなりたいです!気軽にイベントに参加し、興味のあることややってみたいことなど、ぜひ皆さんの話を聞かせてください!
まとめ
Switchさんは、移住前から継続してサポートしてくれたり、移住後も活動拠点であるテラス石森に行けば相談に乗ってくれるなど、移住するにあたって安心材料がたくさんあります。田村市ならではの豊かな自然を活用したイベントも豊富で、移住後も田村市を楽しむキッカケがたくさん用意されています。田村市への移住に興味がある方は、ぜひSwitchさんに相談してみてくださいね。
【団体概要】
名称:一般社団法人Switch
所在地:〒963-4313 福島県田村市船引町石森字舘108番地 テラス石森
代表理事:久保田健一
TEL:0247-61-7575
mail:info@switch-terrace.com
WEBサイト:https://switch-or.jp/
設立:2018年4月13日
団体紹介チラシ
この記事に関するお問い合わせ先
福島県ふくしまぐらし推進課
住所:〒960-8670 福島県福島市杉妻町2-16
電話番号:024-521-8023
ファックス番号:024-521-7912
お問い合わせはこちらから↓
https://www.pref.fukushima.lg.jp/form/detail.php?sec_sec1=38&check
更新日:2024年09月20日