【移住後のサポートを行う団体紹介:一般社団法人tenten】福島での生活をより楽しく。移住者目線で暮らしをサポート

更新日:2024年08月07日

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移住前は、その地域の雰囲気や移住後に知り合いができるか、どんな仕事があるかなど知りたい情報がたくさんあります。そんな時に頼りになるのが、移住者目線で仲間づくりのイベント企画や福島の暮らしの情報発信をしているtentenさん。県内全域にわたる活動について詳しく話をお聞きしました。

【Q1】tentenの紹介をお願いします。

tentenは石川県出身の私、藤本と福岡県出身の西村で2018年に活動を始めました。

結婚を機に福島県に転入してきた私たちは、知り合いづくりや地域の人とつながることにとても苦労しました。

そんな経験から、結婚、移住、Uターンそして転勤などで福島県外からきた人にとって、仲間や地域とつながるキッカケをつくることが大切だと思っています。地域に馴染むには、時間ではなくキッカケが必要なのです。

仲間や地域とつながって居場所や役割を見つけることで、福島での暮らしをより楽しく、自分らしいものにしていってほしい、そんな思いをもって移住後の暮らしをサポートする活動をしています。

団体の名前も転入の「転(ten)」と転勤の「転(ten)」から付けました。

【Q2】定住支援の活動内容について教えてください。

主に5つの取り組みを通して移住後の暮らしのサポートをしています。

仲間や地域とつながるキッカケづくり

「tenten cafe」は、仲間づくりと暮らしの情報交換を目的にしたおしゃべり会で、女性限定で開催しています。県内各地で年間20回ほど開催していて、2024年度は県北地域の福島市、伊達市、県中地域の郡山市、田村市、須賀川市、相双地域の相馬市、南相馬市、会津地域の会津若松市で開催予定です。

自己紹介をして、地域の美味しいお店や病院情報、お子さんのいる方なら幼稚園の情報などインターネットでは探しづらい身近な暮らしの情報交換をしています。

女性限定のtentencafeは毎回8~10名の女性たちが集まります

「WELCOMEワークショップ」では、地域の素材を使ったワークショップを行いながら楽しく福島について学びます。

講師は地域で活動するキーパーソンに依頼。福島に来てよかったと思ってもらえるような内容を講師と共に考えて実施しています。

最近では、果物の加工をする会社を起業した方に講師になっていただき、福島の果物の現状や課題を教えてもらいながら福島の果物を使ったドライフルーツを入れたオリジナルグラノーラ作りをしました。

WELCOMEワークショップでは参加者同士の交流も行いながら楽しく地域を学びます

「まちとつながる旅」は、みんなで地域の商店街を歩いて街の人を知る、街の人とつながるツアーです。

なかなか一人で入りづらい個人商店にもみんなで訪れて、お店のことや商店街の歴史などの話をお店の方から聞きます。お店の人と顔見知りになれば次からは一人でも行きやすくなるからです。これまでに福島市の県庁通り商店街や二本松市の竹田根崎地域の商店街などで開催しました。スタッフの私たちも毎回新たに街の事を知り、街の人とつながれるので楽しみながら企画しています。

まちとつながる旅@二本松では製餡店を営む店主さんからもお話をお聞きしました

自分らしく働くキッカケづくり

地域で暮らしていくには自分らしく働ける仕事を探すことも大切です。

2024年7月から開始した「tentenお仕事マッチング」では、お仕事を探している方に登録してもらい、地域企業とのマッチングを行っています。

地域企業側はtentenの活動に共感し、様々なスキルや経験を持つ移住者・転入者の採用に積極的な企業に登録してもらっています。

この記事を見て興味をもった方も登録していただけます。

お仕事探しの選択肢の一つとして考えてもらえればと思います。

暮らしの情報発信

福島の暮らしの情報を発信するWEBメディア「tenten fukushima」を運営しています。

私たちが活動を始めた頃は、インターネットで検索してもなかなか福島の暮らしの情報が出てきませんでした。

移住者目線で、あの時「こんな情報が欲しかった」という情報を発信しています。

ライターさんもみな県外から転入してきた女性たちで、移住者目線でネタ出しをして、記事を書いています。

人気の記事は「雪道での運転のハウツー」や「安く桃が買える直売所」、「運転代行の使い方」など。移住する前だけでなく移住後の情報収集にも役立ててほしいです。

情報発信の場づくり

福島県産品ギフトショップ「ent」のプロデュースと管理を行っています。お店では、福島の暮らしの中で生まれたデザイン性・ストーリー性のある作品や食品を販売しています。

今までイベントでしか色々な人に会えるタイミングがありませんでしたが、「ent」は福島県県北地方振興局の「移住情報ステーション」にも登録しているので、移住を検討している方や移住してきた方にぜひ立ち寄って欲しいです。

スタッフも全員転入者なので気軽に移住について気になることを聞きにきたり、フラッと立ち寄っておしゃべりしたりしに来てください。

entenスタッフが常駐する「ent」には、オシャレな県産品が所狭しとならんでいます

移住・転入女性のコミュニティづくり

転入女性同士、また転入女性とtentenスタッフがゆるくつながりを持ち続けられるツールとして公式LINEとFacebook非公開グループを作り、運営管理しています。

このコミュニティでは、イベントやお仕事の紹介などの情報発信をしています。

また、コミュニティ参加者同士が気軽にやりとりできるようLINEのオープンチャットも開始しました。女性が知りたい情報を交換する場にしたいと思っています。

【Q3】移住検討者やすでに移住された方へのメッセージをお願いします。

tentenのスタッフはみんな転入者です。私たち自身が福島に来た頃に欲しかった、知りたかったことを軸に活動や情報発信をしています。

せっかく福島に来てくれた人に辛い思いをしてほしくない。どうやったら福島の暮らしが楽しめるかをいつも考えています。

「tentenがいるから新天地・福島に行っても楽しく暮らせる!」そう思っていただけるよう今後も活動を継続していきます。

私たちは移住、転入してくるみなさんを仲間だと思っています。そんな新しい仲間に会えるのがすごく楽しみです。ぜひ気軽にイベントに参加したり、entに立ち寄ったりしてください。

おしゃべり好きなスタッフがお待ちしています!

tentenスタッフのみなさん

まとめ

様々な活動を展開されているtentenさん。そのどれもが「移住してきた方に福島を楽しんでほしい」という思いのもとやられているのが印象的でした。移住者の心強い仲間になってくれるはずです。ぜひ気軽にtentenさんのイベントに参加してみて下さいね。

【団体概要】

名称:一般社団法人 tenten

所在地:〒960-8041 福島県福島市大町2-18 石屋小路ビル2F

代表理事:藤本菜月

TEL:024-529-5895

mail:info.tenten.fukushima@gmail.com

WEBサイト:https://tentent.info

関連WEBサイト:https://tenten-f.info/(福島の暮らしの情報を発信するWEBメディア「tenten fukushima」)

設立:2020年10月8日

団体紹介チラシ

本ページで紹介した一般社団法人tentenの活動内容をまとめたチラシを掲載しています。

以下よりダウンロードのうえ、ご活用ください。

一般社団法人tentenチラシ(PDFファイル:2.3MB)

この記事に関するお問い合わせ先

福島県ふくしまぐらし推進課

住所:〒960-8670 福島県福島市杉妻町2-16
電話番号:024-521-8023
ファックス番号:024-521-7912

お問い合わせはこちらから↓
https://www.pref.fukushima.lg.jp/form/detail.php?sec_sec1=38&check