大好きな東北の魅力を伝える仕事をしたい

更新日:2024年03月27日

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東京のPR会社で経験を積み、地元のいわき市に移住して個人事務所とライフスタイル雑貨のお店を開業した草野さんにお話を伺いました。

草野菜央(くさの なお)さんプロフィール

1990年福島県生まれ。高校までをいわき市で過ごす。大学進学をきっかけに上京。大学を卒業後、1年ほど韓国へ語学留学。PRの仕事に興味を持ち、総合PR会社へ転職。アウトドアブランドやリゾート地などの情報発信を手がける。2021年5月にいわき市にUターン移住をして、個人事務所「aawl(アウル)」を立ち上げる。2024年3月にライフスタイルショップ「Magic Products」をいわき市にオープンさせる。

今日は宜しくお願い致します。まず、はじめに自己紹介をお願いします。

草野菜央です。生まれ育ったいわき市で暮らしています。いわき市の中之作(なかのさく)港のそばにある折戸に事務所「aawl」を構えてPRプランナーをするかたわら、東北の作家さんを中心にうつわや雑貨を販売する「Magic Products」というお店を営んでいます。

※「Magic Products」については文末でご紹介

PRのお仕事で独立していわき市へ移住
自宅のそばにある公園で

Q.いわき市に移住したきっかけを教えてください

A.  いつかはいわき市に戻ると決めていました。パートナーもいわき市に暮らしているので、東京で働いていた時も月に1~2度は実家に帰っていましたね。都会は文化の中心として面白いのですが、やっぱり地方が好きなので、長く住むなら地元がいいと感じていました。PRプランナーとして、4年ほど経験を積んでから独立して地元に移住しました。

Q. 移住してから何か気持ちの変化はありますか

A. 東京にいた頃は仕事のオンとオフがきっちりとしていたのですが、いわき市に戻ってきてからは、生活の一部に仕事があります。自分はフリーランスで働くほうが、性に合っていると気がつきました。東京で自然に触れたいと思うと、特定の場所に行かないといけないですが、福島ではどこに行っても暮らしのなかに自然があるのがいいと思います。

Q. 現在のお仕事はどんなことをされていますか

A. 前職と変わらず、主に情報発信などPRの仕事をしています。イベントやメディア対応でたまに東京や群馬に行くこともありますが、パソコンがあればオンラインで仕事ができるので主に事務所や自宅で働いています。素材をもとに練った切り口でメディアにクライアントの商品やサービスなどが取り上げられると、「やった!」という達成感があります。

移住してからは地元のお仕事を受ける機会もできました。広告宣伝に予算を回しにくい地方こそ、知恵を絞って人の心を動かすPRのチカラで、魅力を世の中に広められると思います。

海沿いの町で東北中心の作家のプロダクトを集めたショップをオープン

古民家を改装

Q. 中之作でお店を始めようと思ったきっかけは?

A. 「Magic Products」はオンラインショップで東北を中心とした作家さんの作品などを販売していたのですが、事務所とショップを開きたいと思ってテナントを探し始めました。海のそばで物件を探していましたが、家賃が高くて見つからず。古民家の清航館(せいこうかん)や、カフェ月見亭をリノベーションした「NPO法人中之作プロジェクト」の方に相談したところ、今の空き家を紹介していただきました。オーナーさんが「好きなようにしていいよ」と言ってくれたので、ご厚意に甘えて、1階をショップ兼オフィスとイベントスペース、2階を知り合いのデザイナーのオフィスとしてDIYでリノベーションしました。

Q. Magic Productsはどんなお店ですか

A.  福島県で作陶しているSANZOKUの作品など、東北各地や、栃木県の益子、笠間の作家さんによるアート性の高い個性的な作品を販売しています。山形のテキスタイルブランドの商品も扱う予定です。だんだんとアイテムの幅を広げてライフスタイルショップとして、いろんな作品に出会えるお店にしていきたいです。

SANZOKUの作品 三つ足ドットカップ

草野さんのある日のふくしまぐらし。

日本各地のクライアントのPRを任される草野さんの1日をグラフにしました。

草野さんの平日


草野さんに、「わたしのふくしまぐらし。ベスト3」と題し、ふくしまぐらし。のお気に入りベスト3を伺いました。

草野さんが「いいな」と感じている≪ふくしまぐらし。≫ベスト 3

1.  海が近い

海が見たいと思ったらすぐに見に行けるほど、身近に海がある暮らしが好きです。事務所の2階からも海が見えます。

2. 手探りを楽しめる

人との縁で空き家を借りられたり、DIYを手伝ってくれる仲間ができたりと、手探りでも何かを始められる環境があります。


3. 魚がおいしい

いわきのローカルスーパーで新鮮な魚が手に入るのはいわきならでは。母が作る煮魚もおいしいです。

草野さんがいわき市でおすすめするスポットは?

中之作港

最後に、草野さんにおすすめスポットを聞いてみると、普段から散歩する港を紹介してくれました。

「中之作港はショップ兼事務所からも徒歩で行ける港。仕事の合間にふと散歩に出て海と船が並ぶ風景を眺めるとリフレッシュできます。中之作港から近い小名浜港では、遠洋へ向けて漁の準備をする漁船のライトが夜中でも光っていて綺麗です。都会では見られない景色です。」


中之作港
https://www.city.iwaki.lg.jp/www/contents/1553737130914/index.html

 

草野さんの事務所 aawlウェブサイト
https://aawl.jp/

Magic Products

福島県いわき市折戸岸浦86

Instagramアカウント
https://www.instagram.com/magicproducts.jp/

オンラインショップ
https://magicproducts.a-awl.com/

「いつも、ときめきときらめきとひらめきを」というコンセプトのもと、東北の作家や小規模ブランドを中心に取り扱う草野さんのショップ「Magic Products」にぜひ訪れてみてくださいね。

今回はいわき市へ移住された草野さんに移住にまつわるエピソードとその後の暮らしについて、お話を伺いました。今後も、県内各地の様々な移住者の方にお話しを伺っていきますので、お楽しみに。

福島県への移住を検討されている方へ、少しでも参考になれば幸いです。

この記事に関するお問い合わせ先

福島県ふくしまぐらし推進課

住所:〒960-8670 福島県福島市杉妻町2-16
電話番号:024-521-8023
ファックス番号:024-521-7912

お問い合わせはこちらから↓
https://www.pref.fukushima.lg.jp/form/detail.php?sec_sec1=38&check