福島のローカリストに出会うワーケーションツアー体験記(中通りコース)
中通りコース のどかな環境で地元食材を満喫 ―玉川村・石川町・白河市
中通りエリアののどかな環境で地元食材を満喫しながら非日常な大自然を楽しむワーケーションツアーは1月中旬の寒さが一段と厳しい時期に催行された。
まず、福島空港がある玉川村の「コワーキングスペースたまかわ」でテレワークを実施。この施設は令和2年3月に閉校した中学校の一部を利用しており、参加者からは「広々としたスペースでどこか懐かしさを感じながらテレワークできた」との声が聞こえた。
その後、今回のツアーの拠点となる「森の駅Yodge(ヨッジ)」に移動。外観は昔ながらの学校といったイメージだが、中に入るとそのイメージは一変しおしゃれな空間が広がっていた。参加者からは「窓の外の雪景色を眺めながら、おしゃれな空間でゆっくり本を読むだけでも充実した時間を過ごせた」と参加者それぞれが思い思いの時間を過ごしていた。
森の駅Yodge
森の駅Yodgeの屋根裏スペース。本がたくさんあり秘密基地のような空間
もちろん施設内でテレワークも可能
また、「森の駅Yodge」では様々な体験メニューが充実しており、この日は雪が積もっている外で、みんなでテントサウナに挑戦!真冬の雪の中、100度近いサウナから出てきた外気は最高だった。
真冬に雪が積もる中でのテントサウナ
雪の中の外気浴はいつも以上に整います。
森の駅yodgeは、施設管理者の馬場さんのお人柄も魅力のひとつ。ある参加者は、「昼間に行われたテントサウナに参加できなかったが、わざわざ夜にもう一度サウナをセットしてくださった。それ以外にもあたたかさに多く触れられた」とのこと。空間も人もあたたかく、自然に囲まれた森の駅yodgeは、非日常を楽しむにはうってつけだったようだ。
森の駅Yodgeの馬場さんと参加者で集合。
最終日は、白河市のコミュニティカフェEMANONで、まちづくりや高校生のキャリア教育などに携わる青砥さんと交流。青砥さんの話を聞いて「強い使命感を持ち中通りで活動する姿に胸を打たれた」と熱意に共感していた。ネットで調べればその存在を知ることはできても、実際に話を聞くことでより心に残ったのだろう。
コミュニティカフェEMANON
EMANONにて、未来の準備室青砥さんと。落ち着いた空間で熱い話を伺いました。
中通りエリアが首都圏からのアクセスが非常によいことも今回のツアーの参加者から寄せられた気づきの一つだった。東京など他の場所とも行き来しつつ、福島の中通りで人々や自然に囲まれて暮らすことにイメージがふくらんだことだろう。
旅程
1日目
11:00 集合(新白河駅)
12:00 昼食(農村食堂里のカフェ)
13:00 テレワーク(コワーキングスペースたまかわ)
16:00 チェックイン(森の駅yodge)
18:00 夕食・交流会(森の駅yodge) ★馬場さん
2日目
8:00 朝食(森の駅yodge)
9:00 テレワーク(森の駅yodge)
12:00 昼食
13:00 テントサウナ・焚き火(森の駅yodge)
17:00 BBQ・交流会(森の駅yodge)
3日目
9:00 チェックアウト(森の駅yodge)
11:00 視察(コワーキングスペースナカマチ24)
12:00 昼食(茶釜食堂)
13:00 交流イベント(EMANON) ★青砥さん
15:00 解散(新白河駅)
交流した方
森の駅yodge 馬場さん
出身は福島県郡山市、介護福祉士として病院や介護施設を約10年経験し、さらにその現場経験を活かして介護の講師、教員として5年勤務。2021年4月より、森の駅yodgeで働くためにたまかわ未来ファクトリーに入社。
未来の準備室 青砥さん
出身は福島県矢祭町、首都大学東京(現東京都立大学)大学院地理環境学域修了。2016年に高校生が無料で滞在できる「コミュニティ・カフェ EMANON」を開設し、地域探究活動や社会参画を支援。20年より第7次福島県総合教育計画策定に関する懇談会委員。国家資格キャリアコンサルタント。
この記事に関するお問い合わせ先
福島県ふくしまぐらし推進課
住所:〒960-8670 福島県福島市杉妻町2-16
電話番号:024-521-8023
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更新日:2022年06月10日